2021-03-26 塩田武士『罪の声』(ブクログレビューから) 読書 ブクログ 罪の声 著者 : 塩田武士 講談社 発売日 : 2016-08-03 ブクログでレビューを見る» 【1回目】グリコ・森永事件を丹念に取材した作品である。何を書いても「ネタバレ」になりそうなので控えたいが、犯罪が周囲の人間を巻き込んでしまうことは否定しようがない。「再会」のシーンでは、目頭が熱くなった。映画化を期に、Kindle端末で眠っていたものをほじくり返して読んだが、読んでおいてよかったのだと思う。 上出のように、小栗旬(新聞記者役)と星野源(テーラーの主人)の主演で映画化されたのを期に読み始めたもの。400ページを超える大作。複雑な人間関係を解きほぐすのにやや難儀したが、母子の再会シーンは涙ぐみそうになった。